200万ドンの気持ち ―― タンタイン中学校から届いた、日本への義援金
- 事務局
- 2011年4月3日
- 読了時間: 2分
更新日:7月29日
2011年3月、日本は東日本大震災という未曾有の災害に見舞われました。その直後、私たちは思いがけない知らせを受け取ります。
支援を続けてきたベトナム・タンタイン中学校の先生たちが、現地スタッフのニュンさんに200万ドン(当時のレートで日本円にして約8千円相当)を託し、こう頼んだのです。
「日本の震災の被害者に、寄付してほしい」
すぐに、在日ベトナム青年協会(VYSA)を通じてこの寄付を届きました。
これまで何年もの間、文房具を送り、書籍を届け、パソコンを寄贈してきたのは私たちの方でした。けれど、この日ばかりは立場が逆転しました。決して豊かではない現地の学校の先生たちが、遠く離れた日本の被災者のために、決して裕福ではない状況の中で身銭を切ってくれていたのです。
言葉は通じなくても、思いは伝わる。そのことを、これほど実感した出来事はありませんでした。
同じ時期、雑誌『クロワッサン』、テレビ番組『ミヤネ屋』での紹介をきっかけに、パソコン操作が苦手だからと電話で問い合わせてくださった方々から数多くの文房具が届いており、全て現地に届けました。
支援の輪は、送る側・受け取る側という一方向の関係ではなく、あちこちから自然に生まれてくるものなのだと、あらためて感じさせられました。
支援とは、届けて終わりではありません。届けた先で育った関係が、ときにこうして思いがけない形で返ってくる。この一件は、その象徴のような出来事でした。






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