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2009年 奨学金授与式 ―― 「パパママに会いたい」その言葉が教えてくれたこと

  • 事務局
  • 2009年12月28日
  • 読了時間: 2分

ベトナム・ニンビンに到着。

前回の訪問時には水害に見舞われていた土地が、今回は一転して乾季で水不足に悩まされているとのこと。ベトナムの気候の厳しさを、あらためて実感する到着でした。


学校に着くと、すでにセレモニーの準備が整っていました。「里親支援のセレモニーへようこそ」と書かれた立派なウェルカムボードが、私たちを迎えてくれました。


ウェルカムボード
ウェルカムボード

15人の奨学生と、里親という仕組み


この日、奨学金を受け取ったのは15人の生徒たち。少し緊張した面持ちで並ぶ彼らに、一人ひとり手渡しで奨学金を渡していきました。


少し緊張した面持ちで並ぶ15人の生徒たち
少し緊張した面持ちで並ぶ15人の生徒たち

生徒たちは、支援してくださっている里親の方々のプロフィールを、興味津々な様子で読み込んでいました。「里親の方にお願いしたいことはありますか?」と尋ねると、口をそろえて返ってきた答えは——


「パパママに会いたい!」


会ったこともない遠い国の"里親"に対して、生徒たちは家族のような親しみを抱いていました。支援は単なる金銭のやり取りではなく、顔の見える関係として根づいていたのだと、この一言から伝わってきます。


奨学生に選ばれなかった生徒たちにも、POSTMANプロジェクトを通じて全国から集まった文房具をプレゼント。誰も手ぶらで終わらせない、という当時からの姿勢がここにも表れています。


これから3年間、里親の皆さんと一緒にこの子どもたちを見守っていけることに、私たちは深く感謝していました。


セレモニーの後で見た、学校のいま


式典のあとは、学校見学の時間になりました。

ちょうどお昼休みで、校庭では生徒たちがバレーボールや走り高跳びに興じていました。同行したハノイ支局のスタッフも元陸上部だったということで飛び入り参戦。もう一人のスタッフも挑戦しましたが、こちらは記録より笑いを取る結果に終わったようです。


3年生の校舎は、受験を控えているため別棟。半年前にはなかった新しい校舎も建設中で、学校が少しずつ変化していく様子がうかがえました。


そして、校内の池。ここで魚を育て、生徒たちの食糧にしているという話を聞き、あらためて奨学金という支援の必要性を実感させられました。学びの場であると同時に、生きるための場でもある——その現実を、この池が静かに物語っていました。


新しい発見もありました。図書室らしき施設ができていたのです。少しずつ、しかし確実に、学校の環境は良くなっていました。

来年は、里親の方々ご本人にも、ぜひ現地に来ていただきたい。そんな思いで、この日の報告を締めくくりました。

 
 
 

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