国内の学校講演
現地に文房具を届けるだけが、私たちの活動ではありません。
ここ数年、日本国内の学校から「子どもたちに直接話を聞かせてほしい」という声をいただく機会が増えてきました。小学校から中学校まで、世代を超えて広がっていったいくつかの講演の記録です。
西武学園文理小学校 ―― 届けた側が、教える側になるまで
文房具を2,677個も寄付してくださった西武学園文理小学校。
生徒さん自身が2年間という長い年月をかけて企画したこの活動への激励と感謝を込めて、私たちが講演を行いました。
海外で実際に文房具を手渡す現場の様子や、この活動がSDGsにどうつながっているかを共有し、コロナ禍のため全校放送という形になった講演でしたが、生徒さんたちはとても真剣な表情で聞いてくれていたと、後から先生方に伺いました。
今回講演した役員は、実はベトナムと台湾のPOSTMANに自ら参加し現地で文房具を手渡した経験があるからこそ語れる話を、子どもたちに伝えることができました。

阿見第一小学校 ―― 「当たり前」ではないことを知る
茨城県の阿見第一小学校では、5年生・6年生を対象に、NPO法人JIYUの活動とSDGsについて講演させていただきました。
ボランティア委員の子どもたちが先生方と協力して当日の段取りを準備してくれ、事前学習も行った上で、目を見て一生懸命メモを取りながら聞いてくれたのが印象的でした。
海外の貧困地域の小学校では給食が提供されないこと、生まれてから1歳になるまでに命を落としてしまう子どもたちが少なくないこと——それらの事実に、生徒たちは驚いた様子を見せていました。
当たり前に給食が食べられること、楽しく学校に通えていること自体が当たり前ではないという実感は、子どもたちに強く響いたようです。
講演を受けて「文房具を寄付する活動に参加したい」という声が上がったことも、私たちにとって嬉しい成果でした。

宮竹中学校 ―― 「国ガチャ」という言葉を、生徒が自分で見つけた日
国際貢献の教育に力を入れている福岡県の宮竹中学校では、「今求められる国際貢献」という題材で講演を行いました。
募金活動などの経験はあっても、現地まで足を運んで直接支援をしている話を聞くのは初めてという生徒さんが多く、フィリピンの産業構造への懸念に触れる質問が出るなど、国際問題への理解の深さもうかがえました。
講演後の感想文には、それぞれの気づきが率直に綴られていました。
ある生徒は、NPOのような活動を「大人になってからのもの」だと思っていたが、世界の問題は思っていたよりずっと身近にあると気づいたと綴り、別の生徒は、育つ国によって選べる将来が変わってしまう現実を、自分の言葉で「国ガチャ」と表現しました。
また別の生徒は、「送るだけでなく現地まで持っていき、直接手渡す」というやり方に心を動かされ、大学生になったらお金を貯めてランドセルを寄付し、自分も現地に行ってみたいと、具体的な将来の目標を語ってくれました。

小学5年生から中学3年生まで、とても真剣に話を聞いてくれていました。
これらの講演のご依頼は随時お受けしています。
教室の中から始まる小さな気づきが、いつか次の担い手を生んでいくことを楽しみにしています。




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